7月17日。 録音機材はおおかた、パッキングして新得町へ送った。最小限だけど、とにかくすごい物量だ。
7月の新得町はきっと涼しく、防音のために窓を閉め切っても快適に録音できるだろうと言うのが、最初の目論見だった。
ところが、想定外の猛暑がちょうどレコーディングの初日から襲ってきた。地元の人たちでさえ、首を傾げるような暑さである。なんと37℃を超えた。
もちろん、エアコンなんて設置されていない。吸音のためにメンバーの間に設置した毛布が、さらに暑さを加速させる。(見た目だけでも暑い…)
そして、5分に1回、パン!と言う音が響く。 近くの農場の鹿避け、熊避けとして、時々自動で空砲が鳴るのである。これは完全にアウト…
ここでTAUライブ実行委員会の副委員長、HRMさんが「ちょっと行ってくる」と言って出て行った。数分後に戻ってくると、空砲の音は鳴らなくなっていた…
ある意味、TAUのアルバムがリリースできたのはHRMさんのおかげである。